こんにちは。

きょうは物語を書いたのに消してしまい、もったいないからあらすじだけ伝えます。
ぼくの場合、まず物語を書きます。(了)を入れ、最後にあらすじを八〇〇字程度に書きます。

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『運のいい新聞配達員』

三月上旬の早朝、二十一歳の片平和志はバイクで新聞配達に精を出している。毎日朝刊を待つ年配男性を過ぎれば半分終えたことになり、残りの配達に活が入る。

大手出版社の編集者を就職先としていたが、不況のため採用はなく、次の志望である作家を目指していた。そのため二部の大学を一年で辞め、家族と同居をしてバイトをしながら作家の道を志している。

 静岡の清水に住む和志の学生時代は、サッカーをやるほどのスポーツマン。現在は執筆、睡眠、仕事、執筆の繰り返しで、仕事以外は部屋へ閉じこもることが多い。新聞店店長から今月末に欠員がでるため正社員を勧められる。父が亡くなった今日、母と妹の三人暮らしである作家志望の和志の胸中は複雑となる。

 ある日、朝刊待ちの年配男性から、まじめな和志の内情に興味がでたのか、身上を聞かせてほしいと言われる。自宅近くのラーメン店で会うが、この人がただ者ではない。日本を代表する推理作家の梶山健太郎である。和志のことをモデルにし、次回の作品を書こうとする取材であった。驚愕した和志は有頂天となり喜んで受け、自身も作家を目指していることを話す。彼に自身の作品まで読んでもらうと好感触だった。そして物語を編集者にも読ませることになった。彼の勧めで新聞店の社員になる決意もし、成り行きに任せた。

早朝の配達途中、バイクを盗まれることが起きた。そして同日自宅でも盗まれた。作品の結果を梶山宅へ聞きに行くときで、時間に追われていた。自転車で向かう途中、車に乗った梶山に遭遇。昼食しながら盗難の被害を話そうとすると、彼からバイクを二度盗んだことを聞かされる。驚きを隠しきれない和志は、理由を問いただし聞いてみると納得。次回作モデルである和志のリアル性を知りたかった様子。そこまでいたずらのようなこともするのかと和志は勉強となる。

それから半年後、確率の低いコンテストはあきらめ、和志は梶山の紹介で作家デビュー。彼の本と同時に出せたため、梶山健太郎のモデルも作家になったということが世間で話題となり売れる。春先に出版が決まりコンテスト用だった作品の加筆に追われ、社員の道をわずか三ヶ月で終える。が、出版社からデビューできたことで、原稿依頼が来るまでとなり、プロとなれた。新聞配達はバイトに戻るが、それが一番生活しやすいスタイル。友人の結婚報告を聞いたとき、二十一歳の和志も作家となれたため、彼女を欲しいところである。 



この物語を原稿用紙換算百枚ほど書きました。しかし、推敲途中不慣れなワードのため、どこかを触ってしまい消してしまいました。

当時、ワードの戻るボタンを知りませんでした。
かなりのショックになり、呆然としてしまいました。
戻るボタンを押せばよかったのに、そのまま保存ボタンを押してしまった。

以前もそんなことがあり、それはなんとか書き直しました。
この消した二回目は、ほかのネタをかけばいいとなり、あらすじだけ残りました。

物語は運のいい主人公ですけど、ぼくは運がわるかったかな。
パソコンではこんな経験の人はいると思います。費やした時間はなんだったのかと……。


(いい体験したやんけー)


まあ、そうですね。
では次回に…



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