こんにちは。

アニメの『ちびまる子ちゃん』には実際の人物がいます。

きょうは、おーいさくらー! でおなじみの当時のはまじへ戻ります。

実在って、だれ? と思うかもしれません。

だからよ、おれが教えてやるな。


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『ちびまるこちゃんの実在人物』



 電子書籍では『のりたか』が作者名だ。でも当時のあだ名は『はまじ』。さくらももこと同級生のぼくから見た、体験した地獄だった三年四組をエッセイで書いてみる。


 ここではぼくが最も聞かれることを話してみる。飲み屋さんやより合いで友人、知人がぼくを指し『これ、はまじ』というと驚き、そして次に必ず聞かれること、それはちびまるこに出ている実在人物のことだった。

 例えば、とある女性が聞いてきた。


「ねえねえ、野口さんて実際にいるの?」


 ぼくは、


「いるよ」


「えー、ほんとにいるんだ。それじゃ、クックックッ、って笑うの?」


「笑わないさ、声は九官鳥のように高いけどね」


「へー」


 と、こんなもんだ。実は友人知人へぼくが『はまじ』とは絶対にいわないでくれ、しつこく聞かれるからといっているのに、吹聴する。正直やめてもらいたかった。それで本に書けばと思い実在人物を載せた。それはさくらももこと会い、人物の特定をしているわけではない。ぼくなりに同じクラスで思った、アニメの実在人物である。

 まずちびまるこに出演する実在人物を箇条書きに書いてみる。



・まることその家族

・たまちゃん

・丸尾君

・花輪君

・はまじ

・ブー太郎

・野口さん

・徳ちゃん

・ケンタ

・冬田さん

・かよちゃん

・戸川先生



 と、これくらいだ。大野君や杉山君、頭が噴火する長沢君、卑怯者の藤木君、頭のおかしな山田君などは実在しなかった。

 そしてアニメのキャラと照り合わせて本音で述べてみよう。



漫画家の『さくらももこ』は小学三、四、五、六年生、中学二、三年生と同じクラスだった。アニメのようなかわいい顔ではなく、梅干しを食べたおばあちゃんの顔。髪は三つ編みのときが多く視力の低下により、たまに赤縁メガネを掛けていた。授業中にはノートへ絵をよく書いていたが、ちびまるこのような絵ではなく、目の輝く少女の絵だった。

性格は似ているが、アニメのようなクラスの中心人物ではなく、おとなしいタイプだった。細身のせいかブルマが大きく、ちょうちんブルマに見えた。

勉強は普通の上という感じ。たまに冗談でバカにすると、いい返してくるのは似ている。学校主催の絵の賞をよく受賞していた。やっぱ絵は得意なんだな。なんといっても中学は美術部に入っていた。

一緒に遊んだことはまったくない。アニメではラジオ体操を一緒にしているが、町内は違うしその場へ出ていなかった。

学校でのアニメ物語は、ほぼ実話ではない。ぼくとさくらの噂もないし、いいように使われていたのかもしれない。

 さくらの家庭は、商店街の一角で八百屋を経営。自転車で前を通ると母がお客の接客している。『はーい、いらっしゃい、いらっしゃい!』と威勢のよさはまったくなかった。アニメで母の容姿は細いが実在は太めだ。ただ髪型は似ていて顔もそっくりだ。

ぼくが三十後半のころ会ったことがある。それは銀行の解約をすることで清水へ来たときだった。草加せんべいをもらって、ぼくは追分ようかんを渡すと、『久しぶりに食べたかったよ』といっていた。昔と変わらない髪形で、一緒にそば定食を食べた。

 父ひろしは、たまに店にいて顔が赤かった。やはりお酒を飲んでいたのかもしれない。こちらも威勢はなかった。友蔵やおばあさんは見たことがなかった。姉は小学校のとき一度見たが、美人のように思った。



『たまちゃん』は小学五、六年と同じクラスだ。いつも思うことは大胆に笑う女子の一人。体も大きく活発でアニメのようなおしとやかではなかった。アニメのように三つ編みではなく、ショートヘヤーで目は大きい。丸顔は似ているが当時、メガネを掛けていなかった。クラブはバスケット部に入っていて運動が好きだった。父を取材で一度だけ見たが、メガネを掛け似ている。ただ首にカメラをぶら下げていなかった。



 続いて『丸尾君』。ここもがっかりさせるが、ズバリ、とはいわない。黒縁メガネを掛けていて坊主頭だった。学級委員長はするけれど、次回の選挙で頼みますとはいわなかった。彼は野菜がとても嫌いで、給食献立表を見たぼくは『丸尾、あさって塩もみ野菜だぞ』というと、渋々とうなずいていた。給食に野菜が出ると、居残りになるのもわかっているのだろう。丸尾だけ昼休みや五時間目、六時間目も居残りで食べさせられ、口を動かしながら授業を受けていた。

クラスメートは毎度おなじみの光景で見慣れている。

 当時の担任は残すなという意味だったのだろう。ぼくの嫌いなものは同じ班にいた長谷川ケンタに上げていた。彼は超ウルトラ級食いしん坊で、なんでも食べてくれる。そのせいなのか、現に輝かしいJリーグの監督をしている。

丸尾君は大手コンピューター会社の重鎮に位置し、いまでもパソコンのわからないことをメールで教えてもらう仲だった。ぼくにとっては欠かせないひとり。

数年前、きれいな奥さんをもらい家も建てたので、現在は幸せに過ごしている。もう野菜は健康上食べているといっていた。



『花輪君』は女子だった。それならさくらは女子を描けばいいのにと思った。彼女は病院経営の娘で、中学時代は一緒のクラスになった。もちろん、ヘイベイビー、とはいわない。白い豪邸で車庫には高級車が三台並んでいた。彼女の父(院長)は亡くなっていて、現在は経営側に忙しいようだ。一度取材に行ったとき、久しぶりに会うと気さくな性格はいまだに変わってない。さくらと高校が同じで、東京へ出たときは編集の仕事を一緒にしたらしい。そんな彼女は、ジャーナリストを目指したときもあったようだ。中学時代の花輪は女子にしてはすけべだ。

 なぜならぼくが彼女の胸を触った。すると花輪はぺ〇スを触ってきたからだ。これにはこっちが驚き引いてしまった。それだけませていたに違いない。



 順では『はまじ』だが、それは後ほど述べる。続いて『ブー太郎』。小学三、四年が同じ。いまの横浜DeNAベイスターズの前身、大洋ホエールズのファン。影響でぼくもファンとなった。

 もちろん、ブー、といわなかった。自宅はスーパーの裏。といっても親がスーパーを経営している。

 土曜の午後は彼の家へよく遊びに行った。そこで初めてカップラーメンを食べた。ごちそうになったのに当時のぼくは親にいわなかった。

 翌週も遊びに行くと、ブー太郎の母はごちそうしたのを伝えろといわれた。だが、結局いわなかった。なぜかブー太郎母は、ぼくの母からお礼を期待していた。ずいぶん図太い。おかめのような大きな顔、黄色やピンク、赤と目を背けたくなる派手な服、茶色のトンボメガネを掛けていて、まさに近よりがたい母だった。



そして『野口さん』。このキャラはアニメと容姿や格好がほぼ似ている。

先ほど書いたように『クックックッ』とはいわない。それにドリフや芸人を好んでいなかったはずだ。そんな会話をぼくとしていない。正直いえば根暗で存在は当たっている。まったく遊んだことはないが、事務的会話はたまにあった。よく家庭内で母とけんかしたらしく、担任が野口のところでなにか怒っていた。なぜそんなことを知るのかといえば、野口の母が担任へ告げ口をするようだ。そんな家庭での親子けんかを、母が担任へ伝えるのもおかしな話しだ。声は異常に高く、九官鳥のような声を出す。『おはよう、こんにちは』と。野口を取材したことでいろいろ知った。

それは離婚歴があって、スマップの草彅君のファンという。彼女のあだ名は『のろ』だ。それでさくらは漢字とカタカナを合わせて『野口』とつけたのだろう。数年前はスーパーのレジをやっているといっていたが、いまはどうだろうか。



『徳ちゃん』はたいして出なかったが、レギュラーとなるようだ。

中学三年のとき生徒の石けんが盗まれたことをアニメで流れた。

これは滅多にない実話だ。そのとき担任が怒り、だれが盗んだかを探り、そこで浮上したのが徳三だった。でも彼はやっていないことを訴えていた。まわりは面白がり徳三を追及した。結局犯人は疑いのみでわからないままだった。そして同窓会で徳三に聞くと、『実はおれ』といった。やはり彼だ。たかが石けんというが、当時は何日も話題となる事件になった。徳ちゃん家は代々花屋を営んでいた。だが現在は畳んでしまった。



続いて『ケンタ』。彼はさくら同様、超有名人。長谷川ケンタといえばみなさんもわかるだろう。そう、いまはJ1リーグFC東京の監督である。ガンバ大阪の監督時代は、チームを三連覇に導いた男だ。

彼は本当にサッカー大好き少年だった。小学校四年次に転入し五、六年と一緒。六年のときは班も一緒だった。浜崎、長谷川で出席番号もぼくの前。ぼくは給食のときカレーに入るグリンピースが嫌いだった。ちょうだい、ちょうだいという横のケンタの食器に全部入れた。とにかくクラスメートの嫌いな食べ物を全部もらっていたので、給食時の机は食べ物で埋まっていた。丸尾も上げればよかったと思う。でも上げていれば、野菜を食べていないだろうと先生は疑うので、丸尾はズルをしなかった。そこは学級委員さながらまわりの目を気にしていたのだろう。

ケンタは給食のとき、サッカーボールを足でゴロゴロとさせながら大量の食物を食べているくらいだ。そのころから清水代表で、ブラジル遠征へも参加した。すごいだろう。これがサッカー少年時代のゲジゲジまゆげでもあるケンタだった。



『冬田さん』。たまに出る彼女は天然パーマ。そこは似ている。

それほどキャラはないが、実際は存在の薄い子で、正直嫌われ者だった。なぜさくらがキャラに描いたかは不明である。姓が冬田だけど実在名は春夏秋のどれかになる。それでぼくは一文字を変えただけと判明した。彼女のあだ名は春夏秋田という苗字だけで、バルタン、になってしまった。いまから考えるとかわいそうだった。

成人式のとき、中学名が書いてあるプラカードを持っていたのが印象的。ぼくは友人のカニエイと『バルタンのプラカード』と面白がっていた。十代で早々に結婚したが、いまはどうなったのか不明だ。



『かよちゃん』は話しやすい女子の一人。とにかく細身でぼくはニンジンと勝手にあだ名をつけていた。おかっぱヘヤーに逆二等辺三角形の輪郭、細いつり目、高い鼻、細い口といった女子だ。

公園で会ったとき犬を連れてきた。リードを話した瞬間、犬が走り回り捕まえるのが大変だったのが印象的だった。さくらとは最も親しく、いまでも電話連絡をしているようだ。



『戸川先生』だ。アニメではとても優しい先生に思うだろう。だが実際は鬼だ。さくらの描き方は逆の描きも多いかもしれない。

ぼくがプールを脱走した原因は、戸川先生の存在だった。その話しは後々述べることにする。

一、二年は女性の先生で、三年四組になったとき男性が担任となった。それはメガネが光っていて、一目見て怖かった。その後その通りになる。オールバックヘヤー、浅黒い顔、茶色のサングラス、オレンジのTシャツ、紺のジャージ姿がいつもの格好だった。先生の厳しさや特徴を箇条書きにする。


・冬でも窓を開けてクラスメートは体操着でいなければならない。

・毎朝、女子も裸になってかんぷ摩擦をする。かんぷ摩擦とはタオルで身体を擦り、血行を促進する健康法だ。

・塾以外、男子はサッカー部に入らされた。自分は一カ月で理由をつけてやめた。

・リレー大会前に生徒はウイスキーを飲まされた。

・初めて殴られたのが先生だった。

・授業中、姿勢を正さないと、一メートルの物差しを背中に入れてくる。

・給食はおとなしく早く食べること。

・帰りの会が長い。先生の作詞作曲した歌を歌って、一日の反省会みたいことをして帰る。

・当時、授業中にタバコを吸う。

・先生へ、男女順番に日記を書かないとならない。


 思いついたのはこんな感じ。とにかく、厳しい、の一言だった。いまの小学三年生ではどうだろうか。みんな登校拒否をするかもしれない。

 こんなキャラたちがちびまるこちゃんに出ている。そして次はぼく自身のことへ話しを進めていく。



つづく

タイトル横の番号順に、今後は続きます。

では次回に…




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