こんにちは。

本来なら昨日辺りから清水七夕まつのはずです。毎年日曜日が最終となりますので。そうなると、明日の土曜はまるちゃん静岡音頭コンテストではないでしょうか。もし七夕まつりを開催しても、明日は大雨という予報です。どっちみちダメだったのかしら。本日の前座はのりたながお送りしました。

ちょっとかわいそうな内容の本を発見です。虫ですけど。
みなさんは蚕(かいこ)をご存知でしょうか。子どものころ葉っぱで見たことがあります。葉を食べていましたね。この蚕を育て、その糸で暮らす人たちがいます。ではどうぞ。

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舞台は滋賀県の草野川沿いの集落です。有数の養蚕農家です。蚕を、お蚕さん、と呼んでいます。理由は後々わかります。

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生まれたばかりのお蚕さん。桑の葉をたくさん食べさせます。1万匹います。

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お蚕さんてとても食欲があります。まゆになるころは、桑畑の葉っぱが全部なくなります。

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ムシャムシャと食べる音が聞こえるよ。

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やがて成虫に。

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下の処理もたくさんだっぺ。

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20日目辺り、もう葉っぱいいよ。こちらが合図。

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そしてさなぎに…

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赤ちゃんから育てていると、愛おしいねぇ。

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まゆをこのままにしておくと、蛾になったお蚕さんがまゆを破って外に飛び出してしまう。

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その前に…

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ここから乾燥させます。
この葉がパリパリとわれると乾燥した目安。

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さなぎで作った絡みあうまゆは、1本につながって長いもので1500メートルにもなります。20個ほどのまゆの繊維を合わせて1本の糸になります。

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大変な作業です。

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糸は生きている。

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綿にもなります。

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1つのまゆから蚕さんを取り出し、水の中で四隅を伸ばします。

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20個のまゆを引き伸ばし1枚に重ね合わす。

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1キロの角綿で4000頭のまゆを使う。2.5キロの布団を1枚作るだけで、1万頭のお蚕さんを使うことになります。

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お蚕さんはすごい生き物だ。その習性を利用した人の技術と知恵にも驚いた。
戦争時、シベリアへ向かった兵士が真綿のジャンバーで寒さをしのいだ。
生糸から丈夫なパラシュートも作られた。日本中で飼われていたお蚕さんは、世界で1番の生産量だった。

お蚕さんやお蚕様と大切に呼んでいることや、牛と馬と同じように「1頭」と数えることから、人々にとって大切な存在だったことかわかった。

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毎年お蚕さんの供養もしています。

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こちらの本は、大西暢夫さんの取材により、アリス館から刊行されました。

大人になる前にね。

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ということで、本日はお蚕さんの一生をお伝えしました。


(はまじ)そうだったのか… 今度葉っぱにいたら、羽ばたけよ、ていっとくな。

では次回に…




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