今夜はお茶割りを飲んでませんからね。
なぜなら焼酎がありません。お茶すら飲んでません。
けさ起きたら重度の二日酔いでした。一昨日買った紙パック焼酎を2日で飲んでしまいました。特に昨夜、相当飲んだのです。テレビつけっ放し、入れ歯をしたまま、それにグラスも置きっぱなしでした。
本日に焼酎を買うと損な感じです。なぜなら明日はスーパービッグが5%オフですから。コンビニで小瓶焼酎を買うか迷いましたところ、やはり明日がお得だからやめました。よってお茶割りをまったく飲まないことにいたしました。
証拠の写真です。

下です。

さきほどまで読書です。写真にも本が入っています。犬たちをおくる日、です。愛媛県の動物愛護センターでのことです。愛媛県では年間4000頭だそうです。そうしないと次々と増えてしまうようです。かわいそうですが、犬を捨ててはいけません。そのようになるのですかすら。ぼくも公園犬パークという物語を書きました。主人公とおじさんが山へ捨てに行きますと、最後は事故死してしまうのです。とてもかわいそうな結末に、主人公である少年が公園の記念碑の裏へ捨てないようにと、文字を書くのです。
また話しが逸れてしまいました。
朝、背中をむしり搔いたようで、無数のかさぶたが出ていました。これでは湿疹で失神しそうです。
なに?
早く行け?
ハハハハ、すいません。今夜はなにも酔っていないのでエッセイを投稿します。はまじの花見はどうだったのでしょうか。
☆花見
花見を知ったのは十七歳のときだった。友人に花見をやらないかといわれたことからだ。
「花を見たって面白くないじゃん」
とぼくがいうと、友人は花見とは桜を見ながら食事したり、酒類などを飲んだりするのだという。ぼくは昼間から堂々酒を飲んでいいのかと聞けば友人は、花見の場所では昼間から酒を飲んだり、歌を唄っているよという。
それは面白そうだと、誘いに乗った。東京に住んでたので、場所は花見のメッカ上野公園でやることになる。
友人は春休みを利用し、二人上京して来た。計三人で決行するのだ。
ぼくのアパートで桜の様子を気に掛けたり、雑談などをしたあと出発した。四谷の中央線から山手線に乗り継いで、上野駅に着いた。
まず弁当を駅前で買い、酒を買うため酒屋を探すが駅前にはない。
少し歩くと五百メートル先に小さな酒屋がやっとあり、そこで日本酒一升ビンを割り勘で買った。
上野公園に着いたら屋台で一合ずつ売っていた。だけど割高だったのでぼくらが正解。
平日の午後二時ごろなのに結構な人の数。初めての公園内は大きくて広い。さすが上野公園だ。場所は花見を行っている集団の近くに決めて、三人の花見が始まった。
弁当をつまみに酒を飲む。あの有名な上野公園で花見をやっているんだと、各自が上野公園での花見を自慢していた。この場をお巡りさんに見つかれば補導されるかもしれない、そんな話しもでた。
友人らは高校を聞かれたら『ぼくらは三人で住んでいる』ということにして、余分なことはしゃべらず黙秘にしよう、と一致団結した。
時間がたち酔いも回った。突然、変なオヤジが乱入して来た。ぼくらは質問攻めにしたがオヤジはなにをいっているかわからない。
「おじさん、一体なんなんだ」
と苛立った。このオヤジぼくらの酒を二杯飲むと立ち去り、ほかのところでも酒をもらっていた。多分、あのオヤジはルンペンだろう。
だが、ぼくたちはそのオヤジのことをいえなくなった。結構酔ってしまい、近隣のところに乱入していた。すると、お前らかなり若いな、といわれたり、未成年だろなどいわれていたがとぼけていた。
その人たちは四十歳代で、会社での花見である。ぼくらは一杯ずつお酒をもらい、似ていない物まね芸で返した。
そのとき、花見とは入れ替わり立ち代わり人が乱入するのを、当たり前なのかと三人は思っていた。まあ、ぼくらは三人だけだからおじさんたちも乱入しやすかったはず。三人とも初花見で本場のすごさを味わっていた。
時間がたち友人一人が寝てしまい、ぼくともう一人もベロンベロン状態である。もう限界で六時ごろ帰ろうとなり、千鳥足で山手線へ乗った。丁度帰宅ラッシュで酒臭い若造だとサラリーマンは思っただろう。
そして、アパートに帰って来たら三人とも一斉に寝てしまった。
こんな感じでぼくら十七歳の花見デビューは終わった。
それから二年後の十九歳に花見をやった。地元清水の花見といえば船越公園だ。
前日に場所をとりに行き、あらかじめ作ってあったプラカードを立てる。ビニールテープで場所を囲い、未成年のくせ、本格的にとった。プラカードには『浜崎運輸・飲酒の会』と書いてある。会社名がいいと思い書いた。
当日は上野より人は少なく穏やかな花見の感じ。ぼくらは五人で酒を飲み盛り上がり、そして乱れだす。通りがかりの女性に声を掛け冷やかしてもいた。
この花見は二十歳のときも行った。このときの花見メンバーにカニエイを誘えなかった。
すると怒った。
「ずるいぞ、なんでオレを誘ってくれなかったんだ!」
といったがぼくは、
「家にいなかったじゃん」
「じゃあ今度の日曜日に二人でやろう」
とカニエイがいう。ぼくは驚き、
「えっ、二人?」
そして、当日は雨。カニエイの家に行き、
「この雨で花見やるのかよ?」
するとカニエイは、
「今日やんないと桜が散るから、雨でもやろう」
雨の中船越公園まで自転車で行き、現場に着き早速、新聞紙を敷き傘をさして、樹氷ウオッカのコーラ割りで花見がスタート。
傘での花見は当然、ぼくら二人だけでだれもいない。ときおり犬の散歩のおじさんが笑ってぼくたちの後方を通った。
「なんだこの花見は」
とぼくがいうとカニエイは、
「しょうがないじゃんか、オレが行けなかったからだ」
雨のなか傘で花見とはさすが、清水仮想大会で二位の実力コンビと感心する。
徐々に酔ってくるといい気分になり、話しも楽しくなる。新聞紙を敷いて座っていたが雨で意味がなく、下半身はビショビショだ。
だが酔っていたため、気にならなくなった。雨もときおり強く降ったが、ぼくらのパワーが、雨など関係ねえ、と強気になっていた。
樹氷とコーラもほとんどない。雨のなか二人だけがベロンベロン状態で、とうとう限界になり終了。帰りは傘はささず、濡れながら自転車で帰った。途中、ぼくは二回滑って転んだ。
その後、この二人の花見は度々行った。
印象に残っているのは、カニエイ家にはカラオケ機材あり、それを持って行ったときは面白かった。チェッカーズやわけのわからない演歌を下手くそで歌う。まわりの人たちはぼくらに注目する。
二人のくせにすごいな、という感じで見ている。実際はバカなやつら、だったかもしれない。
ぼくはピアニカを持って行ったときもある。曲は高中正義のキーボードソロだけ。近隣の衆になにか演奏してみろといわれ、高中のキーボードソロをやったらなにもウケなかった。
あと、知り合いにも会う。
「たった二人で花見?」
ぼくは余計なお世話と思った。二人でもパワーがあり、十人分の盛り上がりをまわりに思わせていたからだ。まわりから見られれば見られるほど、テンションも上がる二人なのだ。
そしてある年の花見。カニエイはぼくが誕生日に上げた安物のフォークギターを持参してきた。
過去の花見で三味線を弾くおばさんがいたから持ってきたという。
カニエイはその三味線おばさんに弾き方を教わっていて、得意げに高中正義の曲を弾いていたが、キーがまったく合っておらずぼくはウケていた。
フォークギターを持って来たはいいが、カニエイは歌謡曲をなにも弾けず、ただ高中をエレキギター的に弾いていた。そんなとき、通り掛かりのおじさんが、
「ちょっと弾かせて」
といったのでカニエイは渡す。おじさんは『湯の町エレジー』という曲を上手く弾いた。ぼくらはあ然として聴いていた。あまりの上手さにアンコール。そしてカニエイはおじさんに曲のイントロ部分を教わり、酔っているわりにくり返し練習をしていた。何度も弾いていたらイントロだけが上手くなり、彼は得意げになった。
せっかく覚えたので流しをやろうとなり、二人でウロウロする。
ギターを持っていたため、結構声が掛かり、ぼくが司会をやり、カニエイがイントロだけ弾いておしまい。『歌がねえぞ』などヤジが飛んだが、慈善だからといい立ち去った。一杯くれるとこもあったけど、ほとんどはない。そんなことで仕舞いには限界がきて終了となる。
こんな感じが、印象深い花見のエピソードだった。今後も花見は行うと思うが、そろそろむちゃをしない程度でやって行きたい。そして、上野公園でもまた行ってみたい。
つづく
雨の日に傘をさしながらの花見など、だれもやらないでしょうね。
いい思い出になりましたが、変なことばかり行ってしまうのです。今年もお茶割り持参で近くの公園から花見の実況記事を書きそうです。明日は5%オフですからね。
では次回に…
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